
ワンレンカットはワンレングスカットをしてはいけない!3つの理由
【営業ですぐ使える】ワンレングスカットの実践テクニック|跳ねない&まとまるカットを叶える方法
美容師の皆さん、こんにちは。
今回は「営業で即使えるワンレングスカットの方法」について解説します。
一見シンプルなワンレングスカットですが、実はそのまま切るだけでは跳ねる・まとまらない・ボリュームが出すぎるなどの問題が起こりがちです。
「オーダー通りに切ったのに、仕上がりがイメージと違う…」
そんな経験、ありませんか?
今回の記事では、以下の3つのポイントを中心に、実際のカット工程と理論を交えてご紹介します。
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✅ 本記事の内容
- ワンレングスカットが跳ねる原因
- 空間と収まりの理解
- 柔らかく収まるワンレン風カットの作り方
1️⃣ ワンレングスカットが跳ねる原因とは?
結論から言うと、「ワンレンはワンレンのまま切ってはいけない」のです。
その理由は以下の通りです。
- アウトラインが肩につくと跳ねる
- 段差が入っていないと表面の髪が外に跳ねる
- 毛先に厚みが溜まり、まとまりにくい
- 内巻きにブローしても思うように収まらない
オーダー通りにまっすぐ切っても、「広がる」「まとまらない」と言われ、結果的に大量のセニングで調整…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
解決の第一歩は、アウトラインの設定を「肩につかない長さ」にすること。
さらに、アウトライン部分に段差を入れることで表面の跳ねる毛を抑え、まとまりやすい形に整えます。
2️⃣ 空間と収まりを理解する
「ワンレンカット=まっすぐ切る」という固定概念を捨てましょう。
実際には、カットラインに空間を作ることが重要です。
その空間が髪の収まりやフォルムに影響を与え、跳ねにくく・柔らかい質感を生みます。
【カットの流れ】
- アンダーセクションを45度でカットし、丸みを作る
- ミドルセクションはアンダーとずらした位置でカット
- トップセクションは床と平行に引き出しカット
こうすることで、フォルムに立体感と柔らかさが生まれます。
3️⃣ 柔らかく収まるワンレン風カットの作り方
仕上げには、以下の技法で質感を調整します。
✔ イングラデーションカット
内側を1〜1.5cmカットし、表面の長さを残す
✔ チョップカット
内側を削って柔らかさをプラス
✔ セニング
毛量や髪質に合わせて調整
この3つを組み合わせることで、
「ワンレングスのシルエットはキープしつつ、まとまりやすく柔らかい仕上がり」に。
毛量が多いお客様にはセニングを多めに、細毛にはチョップカットで対応など、髪質に応じて引き出しを増やせます。
🎯 ワンレン=まっすぐ切るだけ、ではない
「普通のワンレン」で収まるお客様もいますが、
毛量・癖・髪質によってはそのまま切るだけでは収まらないケースも多いです。
だからこそ、今回のテクニックを知ることで、
「ただまっすぐ切るワンレン」から一歩進んだカットが提供できるようになります。
ぜひ、実際に練習を重ねて、営業で即活用してください!
📝 まとめ
今回は、営業ですぐ使える「跳ねない・まとまるワンレングスカット」のポイントをお伝えしました。
- ワンレンカットが跳ねる理由
- 空間と収まりの関係性
- 柔らかさを出すためのカット技法
この3つを押さえることで、
お客様の満足度アップ → 自分の技術の引き出しアップ → 売上アップ
につながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
実践した感想やご質問は、ぜひコメントやDMでお寄せください。
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